意識

【意識と創造のちがい】想像力と霊的創造の“ほんとうの関係”とは?

白天 烈光(はくてんれっこう)

スピリチュアルブロガー。宇宙意識の探究者。世界トップクラスのスピリチュアルリーダーから学んだ自己超越のメソッドを発信。次元を超えた叡智を届け、魂の覚醒をサポートする。

あなたの中に、こんな疑問はありませんか?
「想像力はある。でも現実はまったく動かない」
「思い描いた通りにいかないのは、意識が足りないから?」
もしその答えを探し続けているのなら、この文章はきっとあなたのためのものです。

「想像してるのに現実が動かない…」と感じるあなたへ

スピリチュアルの世界ではよく「意識が現実を創る」と言われます。
引き寄せやアファメーション、ビジョンボードなどを通して「想像」し続けているのに、
なぜか現実は何も変わらない。

もしかすると、あなたもそんなモヤモヤを抱えていませんか?

それはあなたの努力不足でも、エネルギーが弱いせいでもありません。
本当の問題は、「想像」と「創造」の違いが混同されていることにあります。

ここで、精神世界の巨人と呼ばれるエックハルト・トールの言葉を紹介させてください。

「もし今この瞬間に“満たされている感覚”を持てないなら、
あなたが夢見る未来にそれを感じることはできません。」

つまり、未来の“成功した自分”を想像しても、今この瞬間にその感覚がなければ、
創造のエネルギーにはならない
ということです。

トールの教えの核心には、創造は未来のために行うものではなく、
“今ここ”の意識の在り方から自然に生まれるもの
という深い真理があります。

意識の深層にある“霊的創造”とは何か?

想像力は、思考の産物です。
過去の記憶、知識、願望、経験…
それらを組み合わせてイメージするのが想像です。

でも、霊的な創造とはまったく違います。

それは、あなたの内側の沈黙とつながったときにだけ現れるものです。
それは、“ふと思いつく”のではなく、“ふと流れ出す”ものです。

たとえばこんな瞬間に、それは起きています。

  • 朝、静かな公園で風に触れたとき
  • 無心で料理をしているときにレシピがひらめいたとき
  • 泣きながら祈った後に、スッとひとつの答えが胸に浮かんだとき

こうしたとき、あなたは**「創ろう」としていないのに創造している**。
そこにあるのは、努力や技術ではなく、存在そのものが放つ創造の波動です。

創造は「がんばるもの」ではなく「思い出すもの」

もうひとり、ここで紹介したいのがジョー・ディスペンザです。
彼は、量子物理と脳科学を背景に、意識がいかに現実を変えるかを研究・実践しているスピリチュアル・リーダーです。

彼の言葉を引用します。

「現実を変えたいなら、先にその“未来の自分の感情”を今ここで感じることです。」

未来を待つのではなく、未来を“思い出して”今この瞬間に感じる。
それが、意識と創造を結びつける唯一の道なのです。

では、あなたの今はどうでしょう?

  • 「いつかこうなりたい」と願っていませんか?
  • でも、その感覚は“今ここ”には存在していないのではありませんか?

本当の創造は、満たされている自分から始まります。
逆に言えば、「満たされてからでないと創造は始まらない」のです。

もし今のままだったら、何が起きると思いますか?

今のまま、「想像」を「創造」だと思い込み続けたら——
あなたは一生、自分の頭の中の世界に閉じ込められたままになるかもしれません。

・ノートに書いた夢はある
・ビジョンは美しい
・アファメーションも唱えてる

でも、現実が動かない。
そしてだんだんと自分を疑いはじめる。

「私、意識が低いのかな?」
「やっぱりエゴが強すぎるのかな?」

そうじゃありません。
あなたが悪いのではなく、意識と創造の“通路”がまだ開いていないだけです。

まとめ

想像力は、あなたの思考が描く“可能性の地図”です。
でも、霊的創造とは、あなたの意識が“今ここ”の静けさに戻ったとき、
勝手に開いていく“魂の扉”のようなものです。

思い描くことよりも、
今、満たされていることの方がずっと大きな創造力を持っています。

「創る」ために頑張るのではなく、
すでに“創られている状態”に戻ってくること。

そこからすべては自然に動きはじめます。

もしあなたがその場所を一瞬でも感じられたなら——
もう、想像だけの世界には戻れなくなってしまうはずです。