「私だけが取り残されるんじゃないか」
そんな不安を抱いたことはありませんか?
頑張っているのに、なぜか重たくて、前に進めない感覚。もしかしたらそれ、進化の準備が始まっているサインかもしれません。
アセンションで「進む人・残る人」が分かれるって本当?
スピリチュアル界でよく語られる言葉に「地球の二極化」があります。
アセンションを迎えるにあたり、5次元へ進む人と、3次元に残る人が分かれるという話です。
それを聞いたとき、あなたはどう感じましたか?
- 「私は進めるのだろうか」
- 「残るって、もう進化できないってこと?」
- 「家族や友人はどうなるの?」
こうした疑問や不安は、とても自然なことです。
でも、それに対して「大丈夫、全員が上がれます」と言われても、どこかしっくりこないのではないでしょうか。
実はそのモヤモヤ感こそが、あなたが本質に近づいている証拠です。
アラン・ワッツはこう語りました。
「あなたが逃れようとするものこそ、目醒めへの入り口である」。
彼は東洋と西洋の哲学を橋渡しし、表面的なスピリチュアルを超えた思索を続けた思想家です。
「進む人・残る人」という分離的な考え方自体が、あなたの内側にある“真の統合”の課題を浮き彫りにしてくれるのです。
魂の進化は“スピード”ではなく“選択”で決まる
本当にアセンションで「残る人」は進化に失敗したのでしょうか?
答えは、NOです。
アセンションとは「魂の進化プロセス」であり、強制でも、優劣でもなく、それぞれの“選択”の結果にすぎません。
進む人には、その魂にとって「今がそのタイミングだった」というだけ。
残る人は、「まだ学ぶべきことがこの世界に残っている」から、この現実にとどまるという選択をしているのです。
つまり、
- 進む人は正しいわけではない
- 残る人は劣っているわけでもない
たとえるなら、小学生と大学生。
どちらが偉いとかではなく、それぞれが「今のステージ」にふさわしい教室で学んでいるというだけの話なのです。
大切なのは、「どちらを選ぶかは、自分で決められる」という事実に目を開くことです。
5次元って何?超能力が使える世界ではありません
「5次元に行けば、瞬間移動ができるのでは?」
「もう苦しみのない、完璧な世界になるのでは?」
そんな風に思いたくなる気持ち、私にもよくわかります。
でも、現実は少し違います。
5次元とは“意識の周波数”が変わることを意味します。
外の世界が劇的に変わるというよりも、あなたの内側が変わることで、見える世界が変わるのです。
具体的には:
- 同じ現実でも、反応が穏やかになる
- 恐れではなく直感で行動できるようになる
- 無理や我慢の選択をしなくなる
- 今ここにいることが満たされて感じる
つまり、5次元とは魔法の世界ではなく、「選択の質が変わる意識状態」なのです。
もしこの事実を知らずに、「5次元に行けばすべてが楽になる」とだけ思っていたとしたら……
あなたの魂は、いずれまた“現実逃避”の波に飲み込まれるかもしれません。
誰も取り残されない——ただ、選ばない人がいるだけ
ここで一度、立ち止まって考えてみてください。
あなたが「進めない」と感じているとしたら、それは何かが足りないからではありません。
もしかしたらあなたは、まだ“選んでいない”だけなのかもしれません。
選ばない自由も、魂にとっては大切なプロセスです。
ただ、もし今のまま何も選ばず、
- 怒りや不満に飲まれ
- 周囲や社会のせいにし続け
- 情報ばかりに頼って行動を止めたまま
でいたとしたら——
あなたの魂は、学びを延長し続けることになります。
時間は無限ではありません。
地球という教室にも、シラバス(課題スケジュール)はあります。
本当に怖いのは、
「進めないこと」ではなく、
「進まないことを選び続けること」です。
まとめ
“進む人”と“残る人”の違いは、能力でも徳でもありません。
今この瞬間に、「進む」と選ぶかどうかだけです。
誰もが自分のタイミングで目醒める準備をしています。
そしてそのプロセスは、あなたが想像するよりももっと静かで、もっと個人的で、もっと日常の中にあります。
アセンションとは、
「今日、自分に正直に生きる」
「今、魂の声に耳を傾ける」
という小さな選択の積み重ねです。
だから、あなたが今ここにいるということ。
それ自体が、すでに進化の中にあるという証です。
そして次に選ぶ一歩は、
きっとあなたの中で、もう決まっているはずです。