ひとりになるのが怖い。でもこの人じゃないって、わかってる。
それなのに連絡が来ないだけで涙が止まらなくなったり、次の人を探してしまったり。
そんな自分に疲れて「もう恋愛なんて無理かも」って思っていませんか?
大丈夫。あなたのその感情、あなただけじゃありません。
【執着と呪いの境界線】なぜ“あの人”を手放せないのか
「好きなわけじゃない。でもいなくなったら怖い」
これはもう、恋ではなく依存です。しかもその依存は、静かにあなたを蝕んでいきます。
恋が終わっても、思い出だけが部屋の中に残る。
その“幻”にすがるように新しい人を探すけど、
どこかでまた同じ痛みがやってくる。
なぜ、いつもこんな恋ばかり繰り返してしまうのでしょうか?
それは、あなたが過去の自分の感情に呪縛されているからです。
そしてそれは、あなたが“間違っている”からではなく、
傷ついた心が「これが愛だよ」って、教え間違えただけなんです。
スピリチュアルな視点から見ると、執着とは「愛のふりをした恐れ」です。
あの人がいないと価値がない。
返事が来ないと、私は必要とされていない。
そうやって、相手の存在で自分の価値を測ろうとすること自体が、魂のエネルギーを奪っていく“呪い”の正体なのです。
【エネルギーの漏電】執着が奪う“本当のあなた”
あなたの心の電源は、もうずっと前からつけっぱなしです。
誰かに好かれたい、認められたい、そばにいてほしい。
その思いが強くなればなるほど、あなた自身のエネルギーは外に流れ出ていきます。
この状態を、意識の探究者であるデヴィッド・ホーキンズ博士はこう表現しています。
「執着とは、エネルギーが“恐れ”に閉じ込められた状態だ」
ホーキンズ博士は、感情には波動があると説きました。
その理論では、愛よりも恐れの方が波動が低く、人の意識を重たくするのです。
つまり、執着の正体は「愛されたい」ではなく、
「嫌われるのが怖い」「見捨てられたくない」という恐れの塊。
それを持ち続ける限り、どんな恋も“苦しいまま”になります。
- 好きじゃないのに離れられない
- 相手が冷たくても、見捨てられるのが怖い
- 返信が来ないだけで、自分が無価値に思えてしまう
もしあなたが今、こんな状態にあるなら、それは「執着の呪い」にエネルギーを吸われている証拠です。
そしてそれは、あなたのせいじゃありません。
ただ、気づいていなかっただけなんです。
あなたを縛っているのは「他人」ではなく「過去の記憶」
過去に誰かに否定されたこと。
子どもの頃、ちゃんと愛されてると感じられなかったこと。
それらの記憶が、「私はこうしないと愛されない」とあなたに思い込ませてしまっただけ。
たとえば、
「私が先に連絡しないと、嫌われるかもしれない」
「すぐに返事をしないと、価値が下がる気がする」
「甘えたら面倒だと思われるかもしれない」
全部、過去の出来事に反応してる“条件反射”です。
でもあなたは、もうその時の自分とは違うのです。
今のあなたには、気づく力がある。
だからこそ、この記事を読んでいるのではありませんか?
【呪いを断つ鍵】“あなた自身”が、自分の味方になること
ここで一つ、バイロン・ケイティの言葉を紹介します。
「現実はあなたを傷つけない。あなたの“それについての思考”があなたを苦しめるのだ。」
彼女は「ザ・ワーク」と呼ばれる自己対話法を提唱し、
多くの人が“思考の苦しみ”から解放される手助けをしてきました。
この言葉が意味するのは、
あなたが苦しいのは「彼のLINEが来ないから」じゃない。
「LINEが来ない=私は嫌われてる」と自分で意味づけしてしまっているからなのです。
あなたが自分の味方になるには、以下のことがとても大切です。
- 返事が遅くても「私は大丈夫」と自分に言ってあげる
- 不安なときは、「どうしたの?」と自分に優しく問いかける
- 「何かを失う=私がダメ」と思う癖を手放す
一人の時間に耐えられないのではなく、
自分との時間の過ごし方をまだ知らないだけなのです。
まとめ
「愛してないのに離れられない」
その苦しさは、あなたが悪いからではなく、癒えていない心の傷が引き起こしている反応です。
そしてそれは、“愛のふりをした恐れ”——つまり、執着という名の呪いです。
でもその呪いは、あなた自身の気づきによって、確実にほどけていきます。
誰かに価値を決めさせる人生から、
あなたが自分に価値を与える人生へ。
その一歩は、「自分との関係を深めること」から始まります。
たとえ今日、部屋が散らかっていても、返信が来なくても、
あなたの中には、いつでも戻れる静かな安心の場所があることを忘れないでください。
恋愛は、あなたを幸せにする“手段”であって、
あなたを証明する“手段”ではありません。
もう、誰かに選ばれるために頑張らなくていいのです。
あなたがあなたを選べば、それでいいのです。