あなたは誰かと会った後、なぜかどっと疲れることはありませんか?話しているときは平気なのに、別れた後に無性に虚しくなる…そんなとき、もしかしたらあなたは「エナジーヴァンパイア」のターゲットにされているかもしれません。でも、それはあなたが弱いからではありません。ただ、あなた自身のエネルギーの源と繋がる方法を、まだ知らないだけなのです。
気づかぬうちに吸われる人の「共通の波動」
エナジーヴァンパイアとは、他人のエネルギーを吸い取る存在と言われています。でも、実際には「誰かがあなたのエネルギーを奪っている」のではなく、あなたが自分のエネルギーの流れを止めてしまっているだけなのです。
わかりやすく言えば、水道の蛇口を自分で締めて「誰かが水を盗んだ!」と叫んでいるようなもの。
たとえば、こんなことはありませんか?
- NOと言えずに、無理なお願いを引き受けてしまう
- 相手の機嫌をいつも気にして、自分を押し殺してしまう
- “いい人”でいようとしすぎて、心がどこか疲れている
こういった状態は、あなたが自分の源(ソース)との繋がりを見失っているサインです。
スピリチュアルティーチャーのティール・スワンはこう言います。
「他人があなたからエネルギーを奪うのではない。あなたが自分への信頼を失い、流れを止めているのだ」
彼女は“エネルギーの源とは無限の愛そのもの”と語ります。つまり、あなたが自分と深く繋がり直すことができれば、誰にも奪わせない状態をつくることができるのです。
波動は守るものじゃない。あなたが“なる”もの
よく「エナジーヴァンパイアから身を守るにはバリアを張りましょう」と言われます。でも、本当にそれでいいのでしょうか?
もし、バリアがなければあなたは無防備になるのでしょうか?
もし、光を思い浮かべなければ、誰かに吸われるのでしょうか?
ここで考えてほしいのです。なぜあなたは、守らなきゃいけない存在になってしまったのか?
エネルギーを奪われる人の共通点は、自分自身の感覚よりも「他人の期待」や「評価」に重きを置いていること。つまり、自分の軸が外に向いているということです。
でも本当の強さとは、バリアを張ることではなく、「私はここにいる」とはっきり在ることです。
これは波動の話ですが、物理的にも通じます。
誰かが不機嫌だったとき、あなたの心がざわつくのは、あなたが「相手に自分を合わせる」クセを持っているから。
でも、その瞬間に深呼吸をして、「私は私で大丈夫」と自分の胸に手を当てて言ってみてください。
たったそれだけで、あなたの波動は変わり、相手の干渉が入らなくなります。
餌になる人には、共通の“穴”がある
エナジーヴァンパイアは、あなたの「弱さ」ではなく「空洞」を狙ってきます。
その空洞とは、
- 自分には価値がないのでは?という自己否定
- 誰かに愛されないと生きていけないという依存
- 過去に愛されなかった記憶からくる傷
これらが心の奥底にあると、自然とあなたの波動は「与える人」「尽くす人」になってしまい、“吸われても文句が言えない関係”ができてしまうのです。
ここで、心理学者でありスピリチュアル研究でも著名なカール・ユングの言葉を思い出してください。
「あなたの無意識が意識化されない限り、それはあなたの運命となり、あなたはそれを“運命”と呼ぶだろう」
つまり、自分の心の傷やパターンを無視したままだと、同じ関係性を繰り返すということです。
それが「吸われる人生」のループ。
境界線とは、“NO”ではなく“YES”の再構築
本当の意味でエナジーヴァンパイアから抜け出すには、「断る」ことよりも、「自分にYESと言えるようになること」が大切です。
なぜなら、誰かにNOを言えない人は、たいてい自分の本音にすらYESを出せていないからです。
- 「本当は一人になりたい」
- 「本当はその人と会いたくない」
- 「本当はもう、終わらせたい」
その気持ちを無視して、がんばってしまうから、心が擦り切れてしまう。
その擦り切れた隙間に、エナジーヴァンパイアがするっと入り込んでくるのです。
あなたの波動は“源”であり、“盾”にもなる
ここまで読んできたあなたに、ひとつの真実を伝えます。
あなたは、守られる存在ではなく、「エネルギーの発信源そのもの」なのです。
つまり、奪われる側でも、攻撃される側でもなく、あなた自身が光を放つ存在。
あなたの波動が整ってくると、不思議と「吸ってくる人」が寄ってこなくなります。
それはあなたの内側の周波数が、「依存」や「自己否定」と共鳴しなくなるからです。
まとめ
エナジーヴァンパイアと出会うことは、実はあなたの人生が変わるチャンスです。
なぜなら、彼らが鏡のように教えてくれるからです。
「あなたが、自分の力をまだ信じていないこと」
「あなたが、自分の愛にまだYESを出していないこと」
あなたが本当に必要としているのは、「誰かから守られること」ではありません。
あなたが、自分のエネルギーの源としっかり繋がること。
それができたとき、もう“吸われる”という現象自体が、あなたの世界から消えていきます。
そしてそこに残るのは、あなた自身が選んだ人たちとの、本当のエネルギーの循環。
それが、「餌にならない唯一の生き方」です。