アカシックレコードとは、全ての宇宙に存在する意識の集合体です。過去の思考がすべてそこにつまっています。
ワンネス(ソース)が最初に分裂して以来、これまで宇宙で考えられたすべての思考がふくまれています。少しばかり未来の思考もあります。
未来の思考とは?
未来の思考が少しふくまれているというのは、あなたが今立っているところから、あなたの一生を超える確率の道筋があるという意味です。
未来は、常に現在と波動が一致しています。現在の思考を変えれば、未来の道筋も変わります。
アカシックレコードに存在する未来は、今あなたが立っている場所に由来する確率に過ぎないのです。
宇宙図書館のナゾ
僕たちの脳は、波動関数を空間と時間に適合させるようにできています。次元はどこか別の場所に存在するものだと思っています。
実際には、すべての次元(波動)は同じ空間に重なり合って存在しています。
あなたは常にすべての次元に存在していることになります。だから、アカシックレコードは巨大な宇宙図書館のように考えられているのです。
アカシックレコードを完全理解できない理由
図書館について考えているとき、あなたは建物を思い浮かべたと思います。
それは、脳が「始まりも終わりもない」という概念を理解できないからです。
脳は、アカシックレコードの情報を3次元の意識にダウンロードします。そのときに線形に理解します。
ワチャワチャしたものを直線的に整えるみたいな感じです。
だから、アカシックレコードにアクセスしたその体験全体が、イメージライブラリーのようなものになるんです。
次元の拡張
図書館の階は、異なる次元のようなものと考えてください。図書館に行くと、1階、2階、3階とあるように、各階は、その下の階よりもさらに広くなっています。
それぞれの連続した階は、統一意識の拡大です。さらに拡大した新しい情報、その下の階にあるすべての情報を含んでいます。
アカシックレコードにアクセスするには、あるフロア、次のフロア、さらにその次のフロア......とマッチするように、自分の波動を上げていく必要があります。
4次元
では、図書館の4階に行ってみましょうか。3次元の外です。すぐ外側には4次元があります。
そこにアクセスすると、あなたの誕生から死まで、一生涯のすべての思考にアクセスできます。
4次元で体から離れると、エネルギーの複製である自分のエネルギー体を体験することになります。
3次元エネルギーの複製ですが、4次元には、あなたの1寿命分の思考が含まれています。
3次元の現実は一瞬一瞬の現実であり、存在するものはすべて今、今、今、今......という感じです。
5次元
5次元では、3次元の人生で選んだ一点から、あらゆるタイムラインが存在します。
あなたが今立っている場所からだけでなく、あなたが生まれてから存在するすべての確率的な経路が存在するのです。
これはとても大きな情報のかたまりです。3次元では、これを理解しやすいようにするフォーマットがありません。
6次元
6次元では、あなたは空間的にも時間的にも無制限です。5次元の確率の中から、新しいタイムラインを瞬時に体験できます。
幼少期に「もしこんな選択をしたらどうなっていたか?」という結果に瞬時に切り替えることも可能です。
ある地点から結局進まなかった経路を1つ想像してみてください。
あなたはそのエントリーポイントに瞬時に行き、それを最後まで追いかけて、最終結果を即座に体験できるのです。
7次元
7次元では、6次元が「インフィニティ(無限)」とよばれる1つの点に集約されます。タイムラインは存在しません。
6次元は、
「宇宙におけるタイムライン」
「宇宙のすべての結末」
という点で、ビッグバン以来、起こりうるすべてのタイムラインが含まれています。
ここで疑問に思います。どうして「無限」というものが存在するのでしょうか?
その答えは、他の無限が存在するからです。異なる条件下でつくられた他の宇宙が存在しうるのです。
8~10次元
8次元にいくと、今の宇宙と他の宇宙に関連する「無限」にアクセスできるようになります。
9次元では、どの宇宙でも、どの時間軸からでも、どのような確率の経路でも即座に経験できます。
10次元に入ると、アカシックレコードのトップに到達します。図書館の最終地点です。
10次元では、9次元が1点として扱われ、9次元宇宙のすべての確率を体験できます。
10次元の果て「ゼロポイントフィールド」への到達
あなたはアカシックレコードのトップレベルにきました。さらにその先には何があるでしょうか?
図書館の最上階です。それなら巨大な壁でもあるのでは?と思いますよね。実はそうではないのです。
あなたは今、図書館の中の最上階にいるのではなく図書館そのものになっています。
10次元を超えると、壁も点すらもなく、あるのは「ゼロポイントフィールド」と呼ばれる確率波の海があります。
ゼロポイントフィールドは、集合意識の総体です。宇宙のソースと呼ばれるのはこれのことです。
まとめ
僕たちの脳は、3次元のインターフェースをもった道具です。高次元を概念化するのは本当に難しいです。
「自分の周波数はこの宇宙の異次元性と一致する」という概念をより理解できるようになると、その限界を超えれるかもしれません。
しかしそのとき、アカシックレコードは、概念ではなくあなたにとっての体験になるでしょう。
ひとたびそれがあなたの体験となれば、この情報は現実的なものとなります。
あなたは、宇宙の始まりを通して、すべての思考にアクセスできるようになります。
もしあなたが本当に求めているものが、高次元から知識を得ること、
つまりアカシックレコードにアクセスすることであるなら、これほど興味深いコンセプトはありません。