「アカシックレコードって図書館みたいなものだよ」——そんなふうに聞いたけれど、なんとなくピンとこなかったあなたへ。
たしかにその説明は分かりやすいけれど、どこか物足りない。もっと深い何かがある気がして、ずっとモヤモヤしていたのではないでしょうか。
この世界に、“情報”はただ保管されているだけじゃない。
それは、あなたがすでに触れているかもしれない“生きているエネルギー”です。
“図書館”というイメージが、あなたを制限していたかもしれない
スピリチュアルの世界でよく言われる「アカシックレコード=宇宙の図書館」。
これはたしかにとても優れた比喩です。情報が保存されていて、誰でもそこに“見に行ける”というイメージは、多くの人にとって理解しやすいからです。
でも、本当にそれだけでしょうか?
図書館という言葉を使った瞬間、私たちは「受け取る側」になってしまいます。
読み手、見学者、アクセスするだけの存在。
だけど、あなたが今感じている直感、夢、なぜか惹かれるもの——
それらはすべて、「記録を見に行った」のではなく、“記録そのものがあなたを通して動き出した”瞬間かもしれません。
アカシックレコードは、ただの情報の倉庫ではありません。
それは、波動そのもの。常に動いていて、今この瞬間にも拡張を続けています。
アカシックレコードとは何か?|“波動の場”としての理解
アカシックレコードを言葉で定義するのは、とてもむずかしいです。
なぜならそれは、「説明するもの」ではなく「感じるもの」だからです。
それでも言葉にするなら——
アカシックレコードとは、過去・現在・未来、あらゆる思考と出来事、そしてまだ起きていない可能性までも含んだ“エネルギーのフィールド”です。
- あなたの過去世(転生)
- この人生の選ばなかった未来
- 他の人が思ったこと、感じたこと
- 宇宙が生まれる前の“意図”
そういったすべてが、層のように重なって、この瞬間にも共存しています。
そしてそれは、「波動」として存在します。
あなたがその波動と共鳴すれば、自然と“見える”ようになるのです。
霊感や特別な能力が必要なのではありません。
必要なのは、自分の内側の静けさに耳を澄ませること。
次元ごとに変わる「記録の深さ」|4次元〜10次元の情報層とは?
アカシックレコードの正体を理解するうえで、大切な視点があります。
それは、「記録されている情報の深さは、次元によって変わる」ということです。
想像してみてください。
アカシックレコード全体を“図書館”とするならば、次元は図書館のフロアのようなもの。
上の階に行くほど、情報の範囲も精度も拡張していきます。
- 4次元:この人生のすべての思考と感情。エネルギー体(オーラ)もここに記録されます。
- 5次元:この人生でありえたすべての選択肢。“あの時こうしていたら”の世界線がすべてある場所。
- 6次元:時間も空間も超えて、他の人生・他の現実の情報にアクセスできる領域。
- 7次元:あなたの魂が宇宙に存在し始めてからの全履歴。
- 10次元:すべての宇宙、すべての魂、すべての存在の記録が一点に融合する場所。
これが、ただの“図書館”で収まる話ではない理由です。
あなたがアクセスしようとしているのは、宇宙そのものの記憶なのです。
“あの時こうしてたら…”の答えがある場所|5次元とパラレルワールド
映画『スライディング・ドア』を観たことはありますか?
電車に乗れた女性と、乗れなかった女性、それぞれの人生が同時に描かれる物語です。
まさにこの構造が、5次元のパラレルワールドです。
あなたが「もし、あの時こうしていたら…」と感じた瞬間、そのもう一つの世界は5次元にちゃんと存在しています。
そして時々、夢の中や、既視感のような形で、あなたはその“もう一つの自分”と重なる瞬間を体験しているのです。
“私は見えない”と思っていたあなたが、すでに触れている可能性
「でも私、アカシックレコードなんて見たことない」
「瞑想しても何も感じない」
そう思っているあなた。
でも、本当にそうでしょうか?
- 何度も見る夢
- はじめて訪れた場所なのに懐かしい感覚
- ふとした時に流れ込んでくる“メッセージのような感覚”
これらはすべて、アカシックレコードと“すでにつながっている証拠”かもしれません。
アカシックにアクセスするというのは、どこかに“行く”ことではなく、
すでに自分の内側にあるものを、認識することなのです。
まとめ
「アカシックレコードって図書館みたいなもの?」
たしかにそれは分かりやすい表現です。けれど、それだけではあまりにも小さすぎる。
本当のアカシックレコードは、静かで、深くて、
そして今この瞬間にも“あなたを通して動いているエネルギー”です。
“見える・見えない”の違いではなく、
あなたがどれだけその情報の存在を信じ、受け取る姿勢を持てるかが、すべてを変えます。
図書館を「見に行く場所」と考えていたあなたへ。
本当は、あなた自身がアカシックの一部だったのです。
その事実に気づいた時、世界の見え方は、きっと大きく変わっていきます。