心理学「孤独でいちばん危険なのは、寂しさじゃない。寂しくなくなった瞬間だ」
一人で決めて、一人で片づけて、一人で眠る。長く一人でいると、人は慣れる。静けさが普通になって、誰かといる方が疲れるようになる。
周りは「冷たくなった」と言い、本人は「強くなった」と思っている。でも脳の中では、けっこう別のことが起きている。ざっくり言うとこう↓
① 脳にとって、孤独は「痛み」
仲間外れにされた人の脳を調べた実験では、体の痛みと重なる場所が反応していた。孤独は気分じゃなく、痛みとして処理されている。(Eisenberger ら, 2003)
② 痛みが続くと、人を疑い始める
痛みが続くと、脳は守りに入る。人の表情に、先に怒りを探すようになる。だから誘いを断る。期待しなくなる。そしてそれを「自分で選んだ」と思い込む。
③ 体にも、静かに残る
孤独な人ほど、夜中に目が覚めやすいという研究もある。たくさんの研究をまとめると、孤独は死亡の危険をだいたい4分の1上げていた。(Holt-Lunstad ら, 2015)日本でも、孤独を感じると答える人は4割近くいる。
いちばん怖いのはここ。
寂しさを感じなくなった人は、その4割にすら入らない。本人も、数字も、気づかない。
スピリチュアル的に言うと「満ちたひとり」と「閉じたひとり」
スピリチュアルの世界では、ひとりの時間は自分に還るための大事な時間とされる。ただしそれは、心を閉じることとは別ものだ。
静けさの中で自分の声を聞けるのが、満ちたひとり。誰も入れないように扉を閉めているのが、孤独。
流れは一行。一人に慣れる → 痛まないよう守りに入る → 人を遠ざけたのを「選んだ」と思う。
要するに、その静けさが「選んだもの」か「選ばされたもの」かを見分けるのが、最初の一歩ってこと。
ひとりの静けさを、閉じこもる場所ではなく、自分に還る場所に変えたい人へ。心と思考のしくみから、本来の自分に還る方法を順番に学べる講座もある。